境界性人妻狂想曲

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境界で愛魔性

離婚後。

地元へ帰ったフユは事務職を始める。


「フユ、仕事で上の人に嫌われた事ない」


そう豪語する通り、アパレルのバイトでは本来なら自分で買って売るはずの服をオーナーに買って貰っていたり、会社の人事においてフユの発言通りになったりとの気に入られよう。

セクハラを多数受けていたらしいが。

つまりは"峰不二子"ばりの"色"を使っていたご様子。
僕と同じバイトをしていた時もそうだった。


「オーナーの車私も欲しかったんです!今度乗せて下さい」
「テニスやってるんですか?私も連れてって下さいよ」


とまどうオーナー。
そりゃそうだ・・フユ、今は既婚の身だぞ。
この策はニヤケとフユが一緒に居る所を目撃した同じバイトの主婦の密告により失敗した。

それはさておき・・・


事務職をやっている頃に高校時代の彼氏と再会し、つきあいだす。
この元彼に対してのフユの評価は・・・


「本当の愛をくれた人かもしれない。今でも思い出すし、連絡先も知っているけれど絶対に連絡したくない。だって、今の旦那と別れて追いかけてしまいそうで・・・」


フユが言う所の"本当の愛"。
それは"フユの全てを認めてくれる事(完全に自分の思い通りにゆく事)"を指す。

気の多いフユは、他で男をみつける度にその彼に別れをきりだす。


「そうか、また戻っておいで」


そうさらっと彼はフユを解放し、他の女の子とつきあう。
違う男と上手くいかなくなったり、理想化が覚める度に彼へ戻ると連絡すると、


「おかえり、今の女と別れてくるわ」


この作業を三年の間で何度も繰り返していたらしい。
フユの言うことは全てききいれ、反論もしない。

この彼は一体どんな人物なのか。
フユに執着している様で執着していなく、ただ流れのままにフユを受け入れている。
単にフユを軽くみているのだけならばどこか途中で"つきあえない"と言いそうなものなのに。
仮にフユの境界例を知っていての行動ならば凄い人物で、尊敬に値する。
が、多数の女性とつきあいながらその中にフユが居る・・という線も捨てきれない。

そんな彼の片鱗を、フユは出会った頃の僕に見出していたらしい。


「rurupokuって、元彼に似た感じがある」


僕に対する理想化はこの彼が元凶くさい。
・・・嬉しくない。
この辺りの話はまたいつかしようと思う。


フユ曰く"色々あって"この彼と別れた後、今の旦那と出会う。


一体フユの前を何人の男が通り過ぎてきたのか。

自殺衝動をおこさない"高機能型"の境界例は目に見える障害や迷惑を他人に与えない。
与えるのは人間関係や男女の関係だけであって、"恋愛の自由"を与えられている日本では何股かけようが罪にならないし、プライベートな事として処理されてゆく。


良識。


法律や常識さえ守れば良識はいらないのか。
そんなモラトリウムな事を改めて考えさせられてしまう。

・・・・。

フユの存在は、僕自身の今まで全てに疑問を投げかけてくる様で、とても辛くて悲しくて嬉しくて興味深くて切なくて・・なんだか分からない。

なんだか冷たくて怖い。


フユ本人が一番"暖かさ"を求めているのにも関わらず。
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by rurupoku | 2011-11-10 01:55 | 境界性人妻考察
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高機能型境界性人格障害の人妻との交流日誌


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